エブリィフレシャス水抜き7ステップ｜トラブル別の対処法で不安を解消！

年末の移動や冬場の保管で、ウォーターサーバーの水抜きに不安を感じる方は多いでしょう。

エブリィフレシャスの水抜きは手順を間違えると漏れや内部残水、凍結といったトラブルの原因になります。

本記事では本体・貯水タンク・浄水カートリッジ別の具体的手順と、ミニ・トール機種ごとの注意点をわかりやすく解説します。

さらに排水キャップ詰まりや排水が進まない場合の対処法、梱包・運搬時のポイントや引越し前の最終チェックも網羅します。

結論を急がず、まずは基本の排水手順から順に確認して、安全に作業を進めましょう。

エブリィフレシャス水抜きの具体的手順

エブリィフレシャス本体とタンクの水抜きは、正しい順序で行うと短時間で安全に終えられます。

ここでは基本手順を段階的に説明し、よくある注意点も併せて紹介いたします。

本体の排水

まずは機器の前面にある排水口の位置を確認してください。

排水トレーや受け皿を用意し、こぼれた水が床に落ちないようにします。

排水操作はゆっくり行い、急に外すと内部の配管から勢いよく水が出ることがあるため注意してください。

貯水タンク取り外し

貯水タンクは必ず本体から取り外して作業します。

• 電源オフ確認
• タンク上部のレバー解除
• ゆっくり引き抜く
• 残水は別容器へ排出

取り外したタンクは倒さないように持ち運び、キャップ類は閉めて保管してください。

浄水カートリッジ取り外し

浄水カートリッジを外すときは、あらかじめ給水元を遮断しておくと作業が楽になります。

カートリッジ取り外し後に短時間だけ流水で内部を流すと、カートリッジ周辺の残水を減らせます。

カートリッジはメーカー指定の手順に従い、必要なら新しいものと交換してください。

電源スイッチオフ

水抜き作業前に必ず電源スイッチをオフにしてください。

電源ケーブルを抜くことで誤作動や通電による事故を防げます。

スイッチオフ後、数分待って内部の動作が停止していることを確認してください。

排水キャップ取り外し

排水キャップは本体下部または背面にありますので、位置を確認してください。

固く締まっている場合は薄手のタオルを使い、手で回して外すと安全です。

外したキャップの周囲に汚れやミネラルの堆積がないか確認してください。

汚れがあれば柔らかい布で拭き取り、必要ならぬるま湯で洗ってから戻します。

底部の排水処理

底部に溜まった水は柔らかいスポンジや布で吸い取ってください。

配管の角や溝に水が残りやすいので、指先や綿棒で丁寧に取り除くと良いです。

排水が完全でないと臭いやカビの原因になるため、抜けているかどうか念入りに確認してください。

本体とタンクの拭き取り

最後に本体外装とタンク内部を乾いた布で拭き上げます。

タンク内部は通気性の良い場所で逆さにして自然乾燥させると、内部の湿気を減らせます。

拭き取り後は部品を元に戻す前に完全に乾燥させることをおすすめします。

機種別注意点

エブリィフレシャスの機種によって排水方法や注意点が異なりますので、まずはモデル差を把握しておくことをおすすめします。

ここではミニとトールそれぞれの特徴と、作業時に注意したいポイントをわかりやすく解説します。

ミニ

ミニはコンパクト設計で、貯水タンクや排水口が上部または手前側に集約されていることが多いです。

構造が単純なため、単独での水抜きや移動がしやすい反面、軽いために倒れやすい点に注意が必要です。

特に掃除や移動時には、内容物がこぼれないようタオルで受けるなど、周囲の保護を忘れないでください。

• 排水キャップ位置確認
• 貯水タンクは上部着脱
• 浄水カートリッジは簡単取り外し
• 軽量で片手持ち可能

ミニは内部配管が短いため、排水口を外して自然落下でほぼ空にできることが多いです。

ただし、排水口やキャップに髪の毛や小さなごみが詰まりやすいので、取り外し時に目視で確認してください。

冬場は凍結しやすいため、屋外保管や寒冷地での使用後は念入りに内部を乾燥させることをおすすめします。

トール

トールは背が高く、貯水容量や内部配管が大きいので、排水時に残水が残りやすい構造です。

底部近くに排水口があるモデルが多く、裏側や下部にアクセスが必要な場合があります。

トールは配管の長さや曲がりが多いため、排水だけでなく内部洗浄や乾燥工程も念入りに行う必要があります。

移動や保管の際は、水平置きや長時間の傾斜を避けるようにしてください。

重さとサイズの関係で、運搬は二人以上で行うと安全ですし、誤って落とすリスクも低くなります。

また、トールは設置位置によって給水ラインや電源配線が干渉する場合があるため、事前にスペースを確認しておくと安心です。

水抜き時のよくあるトラブル

エブリィフレシャスの水抜き作業でよく起きるトラブルをまとめます。

事前に原因と対処法を知っておくと、作業時間が短くなり、故障リスクを下げることができます。

ここでは代表的なトラブルを取り上げ、見分け方と初期対応をわかりやすく解説します。

排水キャップ詰まり

排水キャップが詰まると、水が抜けにくくなり、作業が中断します。

多くはゴミやカルキの固まり、ペットボトルの破片などが原因です。

• 髪の毛や糸くず
• カルキやミネラルの固まり
• パッキンの破片や異物
• 小さなプラスチック片

まずはキャップを外して目視で確認してください。

固着している場合はぬるま湯に浸けて柔らかくし、柔らかいブラシでこすって取り除くと安全です。

排水が進まない

排水がゆっくりだったり、途中で止まる場合は複数の原因が考えられます。

テーブル内を参考に、一つずつ原因を潰していくと復旧が速くなります。

内部残水発生

水抜き後にも内部にわずかな残水が残ることがあります。

特に接続部の隙間やフィルター周辺は見逃しやすい場所です。

取り外せる部品は可能な限り外して、タオルや綿棒で拭き取ってください。

風通しの良い場所で本体を少し傾けて乾燥させると、残水が抜けやすくなります。

結露や凍結

寒冷地では内部で結露が発生しやすく、凍結に繋がるリスクがあります。

結露は温度差で起こるため、作業中は暖かい室内に移して乾かすのが有効です。

凍結してしまった場合は、自然解凍かぬるま湯で徐々に温めてください。

急激に熱を加えると部品を痛める可能性があるため、注意して行動してください。

トラブル別の対処法

ここではエブリィフレシャスの水抜き時に起きやすい代表的なトラブルと、その解決手順を分かりやすく説明します。

症状を見極めてから対処すると、余計な部品破損や水漏れを防げます。

排水キャップ交換

排水キャップが劣化すると、隙間からの滴りや外れやすさにつながります。

まずは純正部品か互換品かを取扱説明書で確認してください。

交換手順は簡単で、古いキャップを外して新しいキャップをはめるだけです。

取り外しの際にOリングやシール部をチェックし、ひび割れや硬化があれば一緒に交換することをおすすめします。

取り付け時は無理にねじ込まず、位置を合わせてから手でしっかり締めてください。

交換後は軽く水を流して漏れがないかを必ず確認してください。

排水経路洗浄

排水経路に詰まりやヌメリがあると、水がスムーズに流れなくなります。

市販の専用ブラシや柔らかいワイヤーで物理的に汚れを取り除く方法が有効です。

• 準備するもの
• 温水で予洗い
• ブラシでこする
• 酢やクエン酸でのつけ置き
• 十分な水ですすぐ

酢やクエン酸を希釈して使うと、水垢やカルキ汚れが落ちやすくなります。

つけ置き後は必ず流水で複数回すすぎ、洗浄剤の残留がないことを確認してください。

頑固な詰まりには、柔らかいワイヤーを使って押し出すようにするか、専門店に相談することが安全です。

内部乾燥処理

分解できる部品はすべて外してから、タオルで水気を拭き取ってください。

隅やパッキンの溝には綿棒を使うと、奥までしっかり清掃できます。

自然乾燥だけでなく、送風ファンや扇風機を使って風を当てると短時間で乾きます。

長期保管する場合は、タンク内部に乾燥剤やシリカゲルを入れておくと湿気予防になります。

カビや異臭があるときは、希釈した次亜塩素酸ナトリウムや専用クリーナーで処理し、その後十分にすすいでから完全に乾燥させてください。

漂白剤を使う場合は換気を良くし、メーカーの指示に従って希釈率を守ってください。

凍結解除と予防

冬場の保管や移動で内部の水が凍ると、部材が破損する危険があります。

凍結が疑われる場合は、まず電源をオフにしてから凍結箇所を確認してください。

凍った部分を無理に叩いたり温め過ぎたりすると破損につながるため、ぬるま湯で徐々に溶かす方法が安全です。

温める際には直接熱源を当てないでください、変形や火傷の原因になります。

解凍後は排水経路を点検し、詰まりや亀裂がないかを確認してから通電してください。

予防策としては保温材を巻くか、室内で管理することが最も確実です。

特に長距離輸送や屋外保管を予定している場合は、事前に完全に水抜きしておくことが重要です。

凍結を繰り返す環境では、定期的に点検して小さな亀裂や劣化を早めに見つけてください。

移動・保管時の梱包と運搬ルール

移動や長期保管の前には、水抜きと合わせて梱包と運搬の準備が重要です。

ここでは安全に運搬し、故障や水漏れを防ぐための実践的なルールを解説します。

梱包方法

まず内部が完全に乾いていることを確認してください。

水分が残っていると、移動中に漏れたり、カビや腐食の原因になります。

外装は元箱があれば最適で、ない場合は丈夫な段ボールとクッション材を用意してください。

• 本体を布やプチプチで包む
• タンクは別に包んで保護する
• 付属品は袋にまとめて本体と一緒に収納する
• 輸送用テープで固定する

許容傾斜角

本体を横倒しにする場合は、内部構造への負担を最小限に抑えることが重要です。

傾ける角度は機種ごとに異なるため、下表を参考にしてください。

運搬時の固定方法

車で運ぶ際は必ず垂直に立てた状態で固定してください。

ベルトやロープで本体を車両の固定ポイントに結び、揺れを防ぎます。

ショック吸収用に毛布やエアークッションを周囲に置くと安心です。

荷台で転倒防止のため、底部に滑り止めシートを敷くことをおすすめします。

保管中の乾燥管理

長期保管する場合は、湿度の低い場所を選んでください。

室内保管では直射日光を避け、通気性を確保します。

タンクや配管に残った水分は、布で拭き取り、乾燥させてから保管してください。

乾燥剤をタンク内部や封入箱に入れると効果的です。

保管中は月に一度程度、箱を開けて状態を確認することを推奨します。

引越し時と解約時の最終チェック

引越しや解約の際は、水抜きと内部の完全乾燥を最優先で行ってください。

早めの手続きをおすすめします。

貯水タンクとカートリッジは取り外し、乾いた布で拭き上げてから、個別に梱包します。

本体の電源はオフにしてプラグを抜き、排水キャップが閉まっているか確認します。

目視で水漏れやカビがないか点検し、問題があれば写真を撮って保存してください。

返却や回収の際は、付属品の有無を確認し、契約書や返却手順を事前にご確認ください。

最終的に、清掃記録や写真を残しておくとトラブル防止になります。