本体の下やトレイに水がたまって焦っていませんか。
そのまま放置すると内部の臭いや故障、衛生リスクにつながるため早めの対処が必要です。
ここではエブリィフレシャスの貯水部に水が溜まる原因を整理し、すぐできる水抜きから分解清掃、故障の見分け方まで解説します。
給水口の目詰まりやドリップトレイの逆流、設置の傾きなど原因別の対処法を順に紹介します。
まずは簡単な点検と応急処置から始めて、安全に復旧する方法を続きで確認しましょう。
エブリィフレシャスで水が溜まる原因
エブリィフレシャスで水が溜まる原因は複数あり、症状によって対処法が異なります。
ここではよくある原因を分かりやすく解説し、点検のヒントをお伝えします。
貯水タンクのフタ不具合
貯水タンクのフタが正しく閉まっていないと密閉性が損なわれ、水が漏れたり戻ったりすることがあります。
パッキンの消耗やフタのひび割れでシールが効かなくなる場合が多いです。
またフタのはめ込み位置がズレていると、給水時に気泡が入り流路が詰まりやすくなります。
給水口の目詰まり
給水口は水中のミネラルやホコリで徐々に詰まることが多いです。
放置すると給水が不安定になり、水が溜まる原因となります。
- カルシウムスケール
- ホコリや髪の毛
- バクテリアのぬめり
定期的なブラッシングで詰まりを予防できますので、簡単な点検をおすすめします。
ドリップトレイの逆流
ドリップトレイに溜まった水が逆流して本体内部へ戻ることがあります。
これはトレイの排水口が詰まっていたり、取り付けが不完全なときに起きやすいです。
トレイ周辺の汚れや置き位置を確認し、正しく設置し直すだけで解消する場合があります。
内部配管の結露
冷水や温水の温度差で配管内部に結露が発生し、やがて水滴が溜まることがあります。
特に湿度の高い場所や通気の悪い設置環境では悪化しやすいです。
断熱処理や設置場所の改善で結露の発生を抑えられます。
設置の水平ずれ
本体が水平でないと水の流れが偏り、特定箇所に水が溜まることがあります。
脚部の高さや床の凹凸を調整するだけで改善する場合が多いです。
浄水フィルターの目詰まり
浄水フィルターが目詰まりすると流量が落ち、結果として室内に水が溜まりやすくなります。
| フィルター種類 | 目安交換期間 |
|---|---|
| 活性炭フィルター | 3ヶ月 |
| セラミックフィルター | 6ヶ月 |
| カーボンブロック | 1年 |
フィルターの目詰まりは見た目だけでは判断しにくいため、交換時期を守ることが重要です。
またフィルター交換後も改善しない場合は、内部配管や弁の点検が必要になります。
今すぐできる水抜き手順
エブリィフレシャスで水が溜まったと感じたら、まずは安全第一で対処してください。
この章では電源の切り方から再組立てまで、誰でもできる手順を順番に解説します。
電源オフ
作業を始める前に、必ず本体の電源をオフにしてください。
電源プラグをコンセントから抜き、感電や短絡のリスクを避けます。
操作パネルの表示が消えたことを確認してから次に進んでください。
貯水タンク取り外し
貯水タンクはゆっくりと持ち上げるか、前方に引き出して取り外します。
取り外し時に水がこぼれる可能性があるため、下にタオルやトレーを敷いておくと安心です。
タンク内の水はシンクに流すか、容器に移して処理してください。
受け皿排水
ドリップトレイや受け皿に溜まった水は放置するとカビや悪臭の原因になりますので、速やかに排水します。
- タオル準備
- トレイ引き出し
- 水をシンクへ排水
- トレイ拭き上げ
一度に大量の水を捨てるとこぼれることがあるため、必要に応じて数回に分けて処理してください。
排水バルブ点検
排水バルブ周辺に詰まりや破損がないか、目視と軽い操作で確認します。
簡単な点検で対処できることが多く、無理に力を加えないよう注意してください。
| チェック項目 | 確認内容 |
|---|---|
| バルブ漏れ | 可動確認 |
| シール損傷 | ひび割れ確認 |
| 詰まり | 目詰まりの有無 |
軽度の目詰まりは流水や柔らかいブラシで除去できますが、シールが損傷している場合は部品交換を検討してください。
再組立てと動作確認
すべての部品をよく乾燥させてから、元の位置に正しくはめ込みます。
タンクやトレイがしっかり固定されたか、軽く押して確認してください。
最後に電源を入れて、出水と排水に問題がないかを短時間で確認します。
異常が見つかった場合は電源を切り、無理に使用せずにサポート窓口へ連絡してください。
分解清掃の具体手順
ここではエブリィフレシャスの内部に溜まった水や汚れを取り除くための、分解清掃の具体的な手順をわかりやすく解説します。
小さな部品は紛失しやすいため、順序よく作業し、写真を撮りながら進めることをおすすめします。
ドリップトレイ清掃
まずはドリップトレイを本体から取り外します。
トレイに溜まった水は捨て、スポンジや柔らかいブラシで汚れを落としてください。
頑固な水あかやヌメリには、薄めた食酢や中性洗剤を使うと効果的です。
洗浄後は十分にすすぎ、完全に乾燥させてから元に戻してください。
- 取り外し
- 水捨て
- 洗浄
- すすぎ
- 乾燥
貯水タンク洗浄
貯水タンクは定期的に取り外して内部を確認してください。
ぬるま湯と中性洗剤で内側を軽くこすり、隅はスポンジや柔らかいブラシで丁寧に洗います。
カルキや白い沈着物がある場合は、希釈した酢水に短時間浸してからよくすすいでください。
金属たわしや強い化学薬品は避け、部品を傷めないように注意してください。
洗浄後は乾燥させ、臭いが残らないことを確認してから再装着します。
給水口ブラッシング
給水口まわりは目詰まりやカビの温床になりやすいため、丁寧にブラッシングします。
専用の小型ブラシや柔らかめの歯ブラシを使い、入念にこすって汚れを落としてください。
スケールが付着している場合は、薄めた酢を含ませた布で拭き取り、その後十分に水で流します。
金属製のブラシは傷をつける恐れがあるため使用しないでください。
フィルター点検と交換
フィルターは性能維持のために定期的な点検と交換が必要です。
まずフィルターカバーを外し、フィルター本体に目立った汚れや変色がないか確認してください。
目詰まりが見られる場合は交換を行い、新しいフィルターを確実にセットします。
以下の表は代表的なフィルターと交換目安の例です。
| フィルター種類 | 交換目安 |
|---|---|
| プレフィルター 粗目フィルター |
1か月毎 |
| 活性炭フィルター 味臭気除去 |
6か月毎 |
| 精密フィルター 微粒子除去 |
12か月毎 |
交換後は通水状態を確認し、漏れや異音がないかチェックしてください。
シーリング部点検
パッキンやシーリング部は劣化すると漏水の原因になります。
ゴムパッキンにひび割れや硬化が見られたら、速やかに交換してください。
シール面に汚れや異物が付着している場合は、柔らかい布で拭き取り、必要に応じて中性洗剤で洗浄します。
組み立て時はパッキンの向きと位置を確認し、均一に取り付けてから動作確認を行ってください。
故障サインと修理目安
エブリィフレシャスを日常的に使っていると、目に見える不具合と気づきにくい不具合が出てきます。
ここでは代表的な故障サインと、まず自分でできる対処、それでも改善しない場合の修理目安をわかりやすく解説します。
持続する漏水
水が止まらずに漏れ続ける症状は、部品の劣化やシール不良が原因であることが多いです。
簡単な確認として、貯水タンクのフタやシール部に亀裂や歪みがないか目視してください。
以下の表は代表的な症状と目安となる対応をまとめたものです。
| 症状 | 目安対応 |
|---|---|
| 貯水タンクからの漏れ | シール交換 |
| ドリップトレイ周辺の水滴 | トレイ清掃と再設置 |
| 給水口からの連続滴下 | 給水バルブ点検 |
表の対処を行っても漏れが止まらない場合は、内部配管の亀裂やバルブ破損が考えられるので、速やかにメーカー修理または専門業者に相談してください。
異音の発生
普段聞こえないモーター音やゴロゴロとした摩擦音がする場合は、ポンプやモーターに負荷がかかっている可能性があります。
まずは電源を切り、外せるパーツを取り外して異物が混入していないか確認してください。
簡単な清掃で改善しないときは、軸受けの摩耗やモーターの故障が疑われるため、早めの点検をおすすめします。
出水量低下
出水量が明らかに少なくなった場合、フィルターの目詰まりや給水口の詰まりが原因であることが多いです。
まずは下記の項目を順に確認してください。
- 浄水フィルターの目視確認
- 給水口の詰まりチェック
- 貯水タンク内の水位と給水ラインの確認
上の点検で改善しない場合は、フィルターの交換や内部バルブの清掃が必要になるため、交換部品の取り寄せや修理を検討してください。
温度の不安定
温度が一定でない、冷水がぬるい、または温水が熱くならないなどの症状は、サーモスタットやヒーター系統の故障が疑われます。
まずは設定温度やエコモードなどの動作モードを確認し、再起動で状況が改善するか試してください。
再起動で直らない場合は、内部の加熱ユニット交換や電子基板の点検が必要になることがあるため、メーカーサポートに連絡することをおすすめします。
表示エラーコード
本体のディスプレイにエラーコードが出たら、まず取扱説明書のエラー一覧で意味を確認してください。
簡単なリセットで消えるコードと、部品交換が必要なコードがあるため、コードごとの対処を確認することが重要です。
よく出るコード例を下表にまとめますので、目安としてご参考ください。
| エラーコード | 想定原因 |
|---|---|
| E1 | フィルター詰まり |
| E2 | 給水異常 |
| E3 | 温度センサー異常 |
エラーコードの意味が不明で自己対応が難しい場合は、写真やコードを用意してサポート窓口に問い合わせると、修理目安や対応方法を具体的に案内してもらえます。
日常の予防メンテナンス
エブリィフレシャスを長持ちさせるには、日々のちょっとした手入れが重要です。
目に見える部分だけでなく、給水経路や設置環境にも気を配るとトラブルを未然に防げます。
タンク洗浄頻度
貯水タンクは水が溜まる場所ですから、菌の繁殖を抑えるために定期的に洗浄してください。
目安としては週に一度、軽くすすぎと拭き取りを行い、月に一度は中性洗剤でのしっかり洗浄をおすすめします。
長期間使用しない場合や、白く濁りが出たときは直ちに洗浄を行ってください。
ドリップトレイ手入れ
ドリップトレイは水が溜まりやすく、においの原因にもなりますので、こまめに処理してください。
- 毎日の拭き取り
- 週に1回の丸洗い
- 汚れがひどい時の漂白
トレイの格子部分や隅は見落としがちですから、ブラシでこすって汚れを落としていただくと安心です。
フィルター交換時期
浄水フィルターは水質と機器の性能に直結しますので、定期交換を守ることが大切です。
使用環境や水質によって差は出ますが、以下の目安を参考にしてください。
| フィルター種類 | 交換目安 |
|---|---|
| プレフィルター | 3ヶ月 |
| 活性炭フィルター | 6ヶ月 |
| 逆浸透膜 RO膜 | 12ヶ月 |
交換時は必ず純正品または対応品をご使用ください、互換品だと性能が落ちる場合があります。
設置環境点検
設置場所の水平が崩れていると水が偏り、溜まりやすくなることがありますので定期確認を行ってください。
直射日光や高温多湿の場所は避け、水はねやほこりの少ない場所に置くことが望ましいです。
配管接続部や給水ホースの取り回しに無理がないか、定期的に目視でチェックしてください。
動作チェック
日常的に電源を入れた状態で、出水の勢いや音に異常がないか確認してください。
異音がする、出水が弱い、表示にエラーが出るなどの症状があれば、早めに原因を突き止めることをおすすめします。
簡単な点検として、電源オンオフやリセット操作を行い、改善しない場合は専門サポートに連絡してください。
トラブル時の連絡先と交換対応
エブリィフレシャスのトラブル発生時は、まず落ち着いて公式サポートにご連絡ください。
製品背面の製造番号と購入日、症状がわかる写真を用意しておくと、やりとりがスムーズになります。
保証期間内であれば、無償修理や交換の対象となることが多く、購入店経由での対応も可能です。
保証外の場合は、有償での修理見積りや部品交換の案内がされますので、費用と納期を事前に確認してください。
緊急の漏水や電気系の異常がある際は、電源と給水を止めてから写真を撮り、状況をサポートに伝えてください。
交換対応の具体的な流れや最新の連絡先は、公式サイトのサポートページをご確認いただくか、購入店へお問い合わせください。

